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生保損保は第三分野に相互参入?・山林の評価や鑑定は命がけ・サッカーの中田選手の移籍金31億円。

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バードレポート・トピックス版2001.07.21.

生保損保は第三分野に相互参入

7月に第三分野商品に対する損保会社本体による参入が始まりました。第三分野とは医療保険・傷害保険等の生保と損保の中間分野です。損保会社本体ではこれまで参入できなかった医療保険やガン保険に各会社や各保険会社グループから、いろいろと新商品が発売です。(2001.7.9新日本保険新聞)

かつての保険商品は各社それ程に差がありませんでした。しかし今では大きな差が生じています(文芸春秋8月号「生保新商品を徹底比較する」)。特にガン保険は、軽度のガンについても支給されるのか、診断給付金が何回でもでるのか,入院前の通院にでもでるのか等、大きな差が生じています。

ガン保険ばかりでなく生保各社の主力商品も多様化しています。比較なしで自分に合った保険を選べません。しかし保険業法は比較販売に制限を残しています。昔のように商品に差がない時代はともかくも、現在では顧客にとっても困ったことになります。

生保各社は営業資料として他社との詳細な商品比較表を用意しているでしょうが、その比較表を顧客に提示してはいけないという状況が続いています。

山林の評価や鑑定は命がけ

「不動産鑑定」2001.7月号(住宅新報社発行)では、裁判官と鑑定士さんとの対談連載記事「わかりやすい競売評価実務」があります。山林の評価実務の苦労話がかかれています。

「山林に入り込むと、自分がどこにいるのか分らなくなることがあります。用心のために、山に入る前に自分の事務所に予定を連絡しておくなど身の安全に気を使う必要があるでしょう。…野猿はいいのですが、鹿、猪、蛇、毒蜘蛛、また漆の木などは注意が必要です。…大型獣や鉄砲打ちに対しては笛を鳴らしながら山深い山腹に調査に入ったこともあります。」不動産鑑定士さんの仕事も命がけのようです。

普段は余り見ることのできない土地の「法典図」「林班図」や「森林簿」の見本も掲載されています。

日本の国土の大部分は山林です。不動産コンサル財産コンサルというのなら、いやでも踏み込まざるをえなくなるのが山林です。Bird発行人には真夏に普通の革靴で現地調査に付き添って、へトヘトドロドロになった苦しい経験があります。猫の額ほどの山林でしたが。お弁当持ってのハイキングは楽しいのですが、道無き道の現地調査は自然との格闘です。

ちなみに市街地山林の相続税は大変です。よく考えずに相続すると相続税破産のきっかけです。国税庁方式で評価するととてつもない評価額になります。もちろん、市街地山林ならば物納は可能ですが接道等の条件が厳しいので注意が必要になります。なお市街化調整区域の山林は原則では物納不可です。

山林の縄伸びは驚く程大きいことが多く物納のための測量でそれが露見します。地積が当初申告より広くなるのですから相続税の修正申告が求められ、過少申告加算税や延滞税ともなってしまいます。

サッカーの中田選手の移籍金31億円。

この移籍金は移籍先チームから前所属チームへ支払われるもので中田選手のポケットに入りません。

中田選手がベルマーレ平塚からペルージャに移籍した際にペルージャは5億円を払いました。その後にローマに移籍しローマはペルージャに18億円を払います。今回のパルマへの移籍でローマは31億円を受け取ります。ペルージャもローマも大儲けです。

イタリアには「移籍市場ガイド」という本があるそうです。この本では各サッカー選手の「評価額」が並んでいるといいます。そこでの中田の評価額は22億円だそうですがシーズン終幕の活躍で31億円に高騰したといいます。(日刊スポーツ2001.7.7)

なにやら公示価格や路線価と実際の売買取引価格の関係のようなものを思い浮かべてしまいます。

チームは移籍金を払うだけではやっていけません。選手を買う一方で選手を売ってバランスを保ちます。将来性ある選手を安く仕入れて、チームで育成し活躍させ価値を高めて売却し、その金で必要な選手を仕入れる。これがチーム運営の財政基礎のようです。

これはなにやら外資によるビルの売買に似ています。管理が悪いので収益力が低いビルを安く買い叩き、優秀なプロパティマネージャーをいれてビルをピカピカに磨き収益力を高めて高値で転売します。これができるのは力のある買い手であり、力のあるプロパティマネージャーに限られることになります。

浦和の小野選手・ガンバ大阪の稲本選手と続々とヨーロッパに渡り、ピカピカに磨き上げられるでしょう。
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